学力の基盤となる学力以外のチカラ #156号(2016年6月)



今回のコラムは、学力との関係性が深い「学力以外のチカラ」について考えてみませんか、というご提案です。なお、来月の小学部公開保護者会では、この件を掘り下げてお話させていただきます。「伸びる資質と見えない学力」をテーマにした子育てセミナーです。お誘い合わせのうえ、是非ご参加ください。

さて、長年、塾現場で教えていると、いくつかの共通点やパターンが見えるようになりました。例えば、入試という「勝負の世界」に関して言えば、その合否は偏差値や判定等の過去のデータよりも、むしろ、「本番当日のメンタリティーが明暗を分ける要因となること」が挙げられます。特に公立高校入試のように、同じ学力層の受験生が競い合うような場合、土壇場では学力以外の要素が(良くも悪くも)効いてきます。「心の強さ」は、スポーツの世界の専売特許ではなく、学力勝負の世界においても必要なチカラです。

また、こういうこともあります。近年の入試では記述解答が増加傾向にあり、科目横断的な「日本語力」の重要性が叫ばれています。最後の最後でグングン成績を伸ばし、ごぼう抜きしていく受験生は、概して、文章を読むスピードが速く、また文を書くことにも抵抗がありません。(日本語を上手に操れることは「伸びシロ」という意味でも「安心感」という意味でも非常に大きい)

このように、言葉の世界(本)が好きな子どもは、言葉に敏感であり、貪欲であり、想像力も豊かです。他人に依存し過ぎず、自分独りの静かな時間を大切に使います。これが「平常心」を保つ秘訣かもしれません。
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by chikushin-column | 2016-06-30 17:15

毎月お渡ししている塾生保護者様への塾報(ちくしん通信)から、「塾長コラム」欄を抜粋したものです。どうぞ、ご一読ください。(文責 今井)


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