勉強にとって大切な思考サイクル #163号(2017年1月)


【今月はお子様(中学生)に読んでもらうために書きました】  



「具体的な知識や事柄を一般化し、再び、具体的な問いへと転換する」これは勉強していくうえで重要な思考過程です。少しコトバが難しいかもしれませんので噛み砕いて説明していきます。 

例えば社会科のように、巷では暗記科目の代表格とされている教科でさえ、高得点を取るにはこれが必要です。知識がバラバラで使いこなせないのは、関連づけや意味づけがされていないからに他なりません。全く同じ問題ばかりなら暗記作業でいいのでしょうが、この方法では忘れてしまったときにお手上げ状態。これではさすがにリスクが高すぎます。では、どうすればいいのでしょうか。 

まずは、いろんな方法で具体的な知識を集めることではないかと思います。聞いたり、読んだり、書いたり、調べたり、声に出したりして情報をインプットすることから始めましょう。と同時に、それを試してみる、問題を解いてみる、こういう初期段階の取り組みが、実は「具体的なモノ」を拾い集めるということです。そして、それを続けていると次の段階、つまり「一般化(抽象・概念)」のステージに辿り着きます。思考の「よりどころ」となるベース基地みたいなものですね。理科では実験の後に「考察」がありますが、それと似ています。具体から抽象へ、そしてまた具体へという回路ができてしまえば、あとは楽です。テストの点数も高いところで安定してきます。 

このように、知識の集合体を概念のようなものに押し上げることができたら、一気に視野が開けた感覚を覚えるでしょう。勉強にも自信が出てくるはずです。ですから、今年一年、これを大事にしてください。答えよりも、途中段階の思考の方が長期的には大切なのです。「ひらめき」や「センス」なんかなくても大丈夫。正しい心構えで丁寧に学んでいけば、キミの脳はさらに進化していきます。今年も「笑顔でガンバレ」で取り組みましょう。


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by chikushin-column | 2017-02-28 15:50

毎月お渡ししている塾生保護者様への塾報(ちくしん通信)から、「塾長コラム」欄を抜粋したものです。どうぞ、ご一読ください。(文責 今井)


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