入試は手段か、それとも目的か。 #164号(2017年2月)



「目的のためなら手段を選ばない」という意見があります。例えば、目的が「勝つ」という一点ならば、そのためにどんな手段でも使うということです。これは卑怯だと思われる方もおられるでしょうし、勝てるところで勝負して何が悪いとおっしゃる方もおられるはずです。しかし、一つ言えることは、何事も「結果が全てだ」という目的至上主義で突き進めば、それは失敗の許されない窮屈な世界になり、その延長線上には、無難な安全地帯にいることを良しとする個人と小集団ができてしまうのではないか…、私はそれを危惧しています。

今、受験シーズンの真っ最中ですが、入試を進学のための手段として捉えれば、「受かればいい」という解釈になるのでしょう。ただ、私はその考え方に賛同できません。入試そのものに、そして、そこまでの受験勉強の中に大きな意味が含まれていると考えているからです。つまり、手段と目的は別モノではなく、両者は一体であるのではないかと。もう少し丁寧に言えば、長い目で見たときに、「手段の中にこそ、とても大事な目的が含まれている」と言えるのではないか、これが長年この仕事を通して子どもたちと向き合ってきた率直な感想です。



さて、最後に、教室の様子のご報告です。この時期はどうしても受験生に目がいきがちですが、実は、次学年のクラスがとてもヤル気で雰囲気がいいのです。急に芽が出始めた印象ですが、私が気づかなかっただけでジワジワきてたのかもしれません。先輩たちの姿や結果を見て「次は私たちの出番!」と前向きに取り組んでいます。
[PR]
by chikushin-column | 2017-02-28 16:00

毎月お渡ししている塾生保護者様への塾報(ちくしん通信)から、「塾長コラム」欄を抜粋したものです。どうぞ、ご一読ください。(文責 今井)


by chikushin-column