豊かな人間性 #184号(2018年10月)

 「生きる力」という言葉が文科省で使われ始めたのは、もうかれこれ20年程前のことです。そして、21世紀を切り拓くため、「確かな学力(知)」と「豊かな人間性(徳)」と「健康・体力(体)」、この3つを教育の柱として位置づけました。この大目標を基本路線として、学習指導要領は少しずつ変わりながら現在に至ります。
 
 ここで大事な点をひとつ述べておきますが、それは、これら3つの要素は各々が独立したものではなく、互いに融合しあいながら、一人の人間を作り上げていくということです。右図のようなイメージです(文科省公式サイトより抜粋)
 
 私たちは「学力」や「スポーツ」といった、はっきりと結果がわかる類のものばかりに目が行きがちですが、実はそこにはもうひとつ、「人間性」という得体のしれない無限大のチカラがあることに目を向けなければなりません。そして、その基盤となるものが「家族」であり、その子どもを取り巻く「環境」ということになるでしょう。加えて言うなれば、これらは、卵が先か、鶏が先か・・、のようなことを論じても意味がなく、全てがその都度結びつきながら、一人の人間を形成していくものだと言えます。
 
 それを踏まえたうえで、私たち塾の仕事としましては「確かな学力を結果で示す」ということに他なりません。「学力の定義」に少しずつ変化が見られる中、それに応じる形で入試も変化しています。今の子どもたちが大人になった頃には、おそらく求められるチカラも変わっていることでしょう。そのあたりを視野に入れつつ、未来のフィールドを広げてあげるような取り組みを従来の指導と並行して進めていきたいと考えています。

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by chikushin-column | 2018-10-27 11:19

毎月お渡ししている塾生保護者様への塾報(ちくしん通信)から、「塾長コラム」欄を抜粋したものです。どうぞ、ご一読ください。(文責 今井)


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