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変わる高校入試 #273号(2026年3月)


今年の高校入試は、時代の流れとともに「転換点」を迎えた印象です。ご存知の通り、この4月から私立高校の授業料実質無償化が始まることもあり、これまで公立優位と言われてきた福岡県においても、私立高校を選ばれるケースが増えています。その影響もあってか、公立高校が定員割れを招く事態が生じており、各学区の上位校以外、軒並み志願倍率が下がっています。

たとえば、当塾の中3(今期卒塾)の内訳を見てみますと、私立高校を第一志望(専願)とされたご家庭は塾生全体の約28%、公立高校の特色化選抜・推薦入試組が約36%、先日の公立一般入試受験者が約35%となっています。なお、公立の特色化・推薦で内定が取れなかった場合は一般入試にまわるため若干の重複があります。また、その他少数ですが、私立前期入試を終えた段階で、希望コースでの合格+学力特待生が取れたため、公立高校への出願を取りやめられたご家庭もございました。

このように、昨今、保護者様世代の高校入試とは状況が様変わりしてきており、首都圏のように福岡でもこの流れが加速することも考えられます。公立でも私立でも保護者様の経済的な負担がそれほど変わらないとなれば、当の本人が「ここに行きたい!」と思う高校をご家族で選ばれるようになるでしょうし、それならば中学受験をしてみるという選択肢も出てくるかもしれません。(実際、今年の小6中学受験は各校の受験者数が増えています)

近隣の公立高校では筑紫丘と筑紫中央、この2校が特に高倍率で狭き門となっており、公立高校間でも倍率に大きな開きがあります。今年の入試問題の分析、各科の難易度、次年度アドバイス等は当塾ホームページに掲載しておりますので是非ご一読ください。

最後にひとつ、お伝えしておきたいのは、高校進学後の世界はこれまでとは全く違うということです。生活も自己責任になりますし、勉強でも一定の学力レベルと意欲があることが前提となります。「入試」は合否を決める手段ではありますが、その過程にあたる「受験勉強」は、進学後もついていける学力に底上げし、精神的な成長を促す役割を担っています。






by chikushin-column | 2026-03-16 19:42

毎月お渡ししている塾生保護者様への塾報「ちくしん通信」から教育コラム欄を抜粋したものです。ご一読ください。(塾長)


by chikushin-column