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時間をかけて物事にじっくり取り組める季節になりました。「実りの秋」といいますが、お子様の学習面に関しても、教科内容が深まっていく2学期をどう乗り切るかで、大きく成否を分けることになります。1学期と比べて、自由に使える時間が多くなりますから、勉強時間の差がそのまま点数の差になって表れてくるのは必然です。

また、中長期的な目標も立てやすくなるため、意欲ある生徒は、自分なりのスタイルを確立し、「工夫」する楽しさを知っていく時期でもあります。

自分自身との対話の中から、勉強の質をホンモノへと昇華させていくこと、そして毎日の小さな達成感を明日への活力に! そんな日々の積み重ねから「自尊心」が芽生え、「自立心」を養うことに繋がっていくのではないかと思います。

突っ走ることも大事ですが、人間、時には立ち止まって振り返り、自分を客観的に見つめ直す時間が必要です。中学生あたりになれば、それができる年齢だと思いますし、学年の折り返し地点にあたる2学期がそのタイミングとして最適のような気がします。この先のステップアップのために、今はまだぼんやりとした夢や目標、想いであったとしても、目に見える形で書き残しておくことも一つの方法かと思います。

特に思春期の場合、自分自身の気持ちに自らが問いかけてあげることが大切です。そのためにも「ひとり」でいることや「静けさ」の中に身をおくことを恐れず、焦らず時間をかけて心の軸(個性)を形成していくべきではないでしょうか。
# by chikushin-column | 2015-11-05 16:56

習慣 #145号(2015年7月)

今回は「習慣」に関するお話です。

個人的な意見ですが、習慣は「作ろう」と思ってできるものではなく、「結果的に習慣になっていた」というのがほとんどのケースだと思います。人は今までと違うことを試みようとするとき、現状維持の気持ちが必ず生じますから、よほど大きな危機感、またはメリットがない限り、習慣を作り変えることは至難の業なのです。(私も三日坊主で終わったこと数知れず…笑)いったん身に染み込んだ習慣は、もはや癖(クセ)と言っても過言ではないレベル。だからこそ、早いうちに良い習慣、良い心構えを脳と体に覚え込ませておくべきだと言えるでしょう。

では、どうすればいいのかということになりますが、ここからは論点を絞り込んで、お子様の学習面・生活面のことを端的に。

中学生・高校生は、「毎日必ず勉強する」ということ、シンプルですがこれに尽きるように思います。宿題やワーク課題だけで構いませんが、短時間でも、ただし、どんなことがあっても「毎日」続けること、ここからしか本質的に変わっていかないようです。勉強のことを常に頭の片隅に置き、一日の生活リズムの中に位置づけることを心がけてください。学年が上がるにつれて、それが大きな武器になっていきます。

このこと(毎日勉強)ができるようになれば、あとはそこから日々の達成感が生まれ、目標に対してアプローチしていく感覚を持てるようになります。自分なりの「工夫」が見られるようになった頃には、勉強に対する捉え方が一歩成長した証、つまり良い習慣が身についてきた証といえます。


ご家庭では、この好循環サイクルに持っていくために、継続的にお声かけいただくだけで十分かと思います。その際、相矛盾するようですが、ある程度、寛容さも必要でしょう。点数や偏差値だけでなく、様子や言動の変化に気づいてあげてください。それがお子様にとって一番のモチベーションになります。
# by chikushin-column | 2015-11-05 16:54

学びの過程においては、必ず知らない言葉や初めての考え方に出会います。それを避けては通れません。「勉強すればするほど、新しいものにぶつかる」、これが勉強の本質ですし、また逆に言えば、人は学ぶことで人間本来の欲求である知的好奇心を満たしているとも言えます。

さて、私は授業中、よく生徒に質問を投げかけますが、それに対して、「わかりません」という返事が戻ってきたとき、その「わかりません」の真意を確かめることがあります。

「わからない」や「ビミョー」という言葉で全てを片付けてしまい、それを危機から脱出するための万能薬のように使っていると、自分が知っている言葉や知識を使うチャンスをどんどん失ってしまいます。つまり、「わかりません」という一言が、案外、本人が思っている以上に、成長を阻む要素になっている気がしてなりません。(特に記述力が弱い子は、こういった状況で自分の考えを説明せずに、一言で片付けてしまう傾向あり)

また、「わかりません」という言葉の裏には、人それぞれに違いがあります。

半分ぐらいはわかっているのに「わかりません」と一言で片づけてしまう場合もありますし、説明する言葉が見つからないために、面倒臭くなって、そう言う場合もあるでしょう。「わかりません」という声を聞いたからといって、100%全部わかってないわけではなく、「わからない」にも段階があることを知っておくべきだと感じます。(これは小学生のお子さんに対して、親御さんが教えられるようなケースでも同じです)

子どもの「わからない」発言をそのまま鵜呑みにするのではなく(子どもは親に対してそういうふうに言いがちですから)、思っていることやわかっているところを引き出してあげることで、突破口が見えてきます。家庭学習の際のご参考にされてください。
# by chikushin-column | 2015-11-05 16:52
教育の世界では「十歳の壁」という言葉があります。小学校低学年までは出にくかった学力差、そして学習能力自体の差が表出してくる時期にあたります。

また、ある調査では、小学生のうちに習得すべき学習内容をきっちり理解したうえで中学校に上がる児童数は、全体の20%程度だと言われています。この20%圏内に入っていれば、中学生になっても落ちこぼれることはないと考えられています。


この小学校課程での学力、すなわち「基礎」が整っていてこそ、中学・高校と、「基本・応用」の学習を積み上げることができるわけですが、では、この「基礎」とはどんなチカラを指しているのでしょうか。

読んだり書いたり計算したりという、いわゆる基礎学力だけが学習能力の基礎ではありません。そもそも「基礎」とは見えにくいものであり、もっと奥底に潜んでいるものです。塾現場で感じることを、ここで3点挙げておきたいと思います。

①積極的に聞くチカラ
②知的好奇心(知識を使いたいという欲望)
③思考力・想像力(自問自答できる能力・ルールに従って論理的に考える能力)

これら3つは「学習能力の基礎」としてとても重要な構成要素です。「鉄は熱いうちに打て」と言いますが、やはり小学校中学年あたりがポイントでしょう。(これらの能力を直接測定して数値化できるようなテストがあればいいのですが…)
 

知識と実体験を結びつけたり、知らないものを言葉からイメージしたり、そういった「脳内の遊び」を楽しめるようになれば学習能力はグンと上がります。あとは訓練すれば点数は必ず伸びますし、勉強の仕方も自ら工夫するようになっていきます。近い将来に向けて、学力向上の礎は早めに整えておきたいものです。
# by chikushin-column | 2015-11-05 16:41

毎月お渡ししている塾生保護者様への塾報「ちくしん通信」から教育コラム欄を抜粋したものです。ご一読ください。(塾長)


by chikushin-column