通知表は総合的な学校評価を把握するためのもので、テストの点数だけでなく、授業中の態度や提出物等も含めて、様々な観点から客観的に評価されるものです。中学生は5段階の絶対評価(二十五年前までは相対評価)で示され、それをもとに、高校受験の際に調査書(内申)に記載されます。公立高校の一般入試では本番の点数とこの内申点で合否が判断されますし、他にも特色化選抜や推薦入試、一部の私立高校の出願基準にも使われています。要するに、入試一発勝負ではなく、これまでの平常時における本人の取り組みと学校側の評価について、高校側も把握したい、合否の判断材料にしているというわけです。
さて、どうしても5段階の数値に目が行きがちですが、観点別のABC評価を見ることで、もう少し踏み込んで自分の足りないところが何なのかを知ることができます。定期テストの点数はまずまず良かったのに通知表が今一つ、といったケースは、テスト以外の部分の評価が低いということになりますし、逆もまた然りです。小学生のときには見えづらかった部分が、中学生になるとはっきりとした形で出てきますので、葛藤や戸惑いもあるかとは思いますが、これから先も現実として、「他者評価を受ける」、「客観的に自分を捉える」といったことが求められるフェーズに入っていきますので、そこから目を背けず、自分を高めていく努力を続けてほしいと思います。相対評価だった時代と比べると、5段階の人数枠が取り払われた分、評価が上がりやすくなっていますので、まずは授業中、しっかり顔を上げて聞く意識を持つことを心がけてください。小学生のお子様は、そういった部分を早いうちに整えていくことが肝心です。
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by chikushin-column
| 2025-10-12 16:24





